Top | RSS | Admin

2009.11 « 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 » 2010.01


美術検定2級合格(笑)
2009/12/29 08:13 |
最近不景気のせいかクイズ番組が多いですが、美術のクイズ
が出されたら、自分はどれくらい出来るかちょっと興味があ
りました。
今春美術検定の問題集を書店でパラパラと見て、かなり難し
い問題が多いけどゲーム感覚の軽いノリでうっかり申し
込み、
先月16日に受験。
(ちなみに「キティちゃん検定」も同じ日どこかでやってた
そうな)
いきなり1級を受験してみたかったのですが、2級に受からな
いと1級は受けられない規則なので2級試験を受けました。

実力が知りたいだけなので、前もっての勉強は一切せずに受
けたのですが、好きなのは近世西洋美術や日本美術、中国美
術を少々で、20世紀やコンテンポラリーはさっぱり。
主に学芸員さんの資格のようで、美術館や展覧会についての
問題も多く、かなり難しい内容でしたが、2級合格通知が届
きました。
ピクチャ 3


マークシート問題100点満点の73点、穴埋め問題30点満点の
24点。
2級受験者1178人中、合格者408人
合格率34.6%
(どや顔で執筆)

来年秋にまた試験がありますけど、2級でこんなに難しいん
だったら、1級はメチャクチャ難しそうなのでやめときます。

あとで考えると先月50歳になったんだから、こんなのより
健康診断を先に受けろってかんじでした。

スポンサーサイト
___________________________
日々雑感


雑誌「アートコレクター」2010年 02月号
2009/12/26 13:48 |
ども、「ミニアチュールの名手」(出典:「アートコレ
クター」)の古吉です。

12月25日発売の雑誌「アートコレクター」2010年 02月号(生活
の友社)26p-27pに、ミニアチュールに関する記事と拙作を掲載
いただきました。ご高覧賜ります様、よろしくお願い申し上げ
ます。

アートコレクターHP
http://www.tomosha.com/collector/index.html

誌上頒布作品のサイズが13.7×9.8センチになっちゃってます
が、それは板のサイズで、絵のサイズは6.2×4.3センチです。

「アートコレクター特別価格」で13万円になってますが、念
のため定価は16万円でございます。


___________________________
事務的な話題


Norman Rockwell: Behind the Camera
2009/12/21 09:48 |

ノーマン・ロックウェルが制作に使用した写真を多数集めて
完成作との比較をした画集。
写真と絵を比べてみると、なるほどここはちょっとおかしい
なという部分も分かるのですが、「この写真でここまで描け
るのか」という驚きの方が大きいです。
写真をそのまま引き写すのではなく、顔や角度も大胆に変更
していて、改めて才能や技術に圧倒されました。
写真に徹底して引きずられてしまう自分としては大いに反省。

完成作は参考程度に載せているので、特にお薦めの本とは
言えませんが、ロックウェルの作画と写真の関係がよく分
って興味深い一冊。
ピクチャ 5
ピクチャ 6


ところで私が受け持っている横浜高島屋友の会の絵画教室の
前の先生は、絵を描く時に写真を使う事は厳禁だったようで
すが、写真の使用がタブーであり、絶対悪であるという考え
の方は多くいらっしゃいます。
私も写真に多くを頼り過ぎている点は自分でも良く無いとは
思っていますが、制作に写真を使用する事自体は「間違った
事」とは思っていません。
私の場合は、モデルさんが私の描く都合に合わせて通ってい
ただく事が無理なのと、プロのモデルさんなので毎回ギャラ
をお支払いすることも出来ない(生々しい)ので、写真から描
かざるをえないわけですが、その他にも開花時期が限られ、
すぐにしおれていく花を描いたり、刻々と光がかわっていく
風景を描かれる場合等々、写真を使わなければならない場合
は多々あり、それを必ず避けなければならないと考える必要
は無いと思います。

そもそも絵を描く際に、「モチーフを前にした実写を常とす
る」という事は、古今東西の普遍的な画家の「正しいありか
た」という訳でも無く、それは絵を描く際の一方法にすぎま
せん。

日本では昔から先人の絵を元に描く事が多く、18世紀の円山
応挙が写生を重視した事の方が画期的でしたし、写真は発明
当初「画家の為の発明」と言った人もいるくらい多くの画家
に使用され、有名な所ではアングル(公には写真に対して批判
的だったものの、使った事は明らかにされてます)やドガやミ
ュシャたちも写真を活用したり、ユトリロなどは絵葉書をも
とに絵を描いたりしています。

実写のみではない名画が沢山ある以上、実写が正しく、そう
でない絵はダメな絵だ、という事は成り立たないわけで、作
品を完成させるためにあらゆる方法を駆使する事は、
あると思います。(エロ詩吟)
(もちろん他人の撮った写真を無断で使用して自作として発表
すれば、それはまた別な問題が発生しますが。)

トレースもまたしかり。
ピクチャ 3
デューラー
ピクチャ 4
ロックウェル


写真から描くと私のように平板になりがちだったり、細部の
ツメが甘くなったり、パースが写真風になったりしてしまう
ので気をつけなければいけないのですが、写真を使ってもそ
うならない人もいますので、写真使用を一概に否定してしま
うのは正しく無いと思っています。
___________________________
ブックレビュー


衣装について
2009/12/16 22:14 |
古い衣装の多くはこれまでロンドンのクリスティーズやサザ
ビーズのオークションから手に入れていましたが、ここ10年
は価格上昇、出品数の激減、ポンド高によってなかなか買え
ないでいました。
昨年からイギリスポンドは4割近く下落しましたが、モチー
フ獲得にオニのような検索力を発揮する鳥越一穂画伯
(http://www.torigoeart.net/)が、最近イギリスのイーベイ
での購入を世話して下さったおかげで、一着10万以下で次々
と19世紀の状態のいいドレスが落札出来、画像の衣装を手に
入れました。
このところ同じ衣装ばかり使い回していたので感謝感謝。
ピクチャ 3

dsp_p1320840.jpg

dsp_p1330132.jpg

ピクチャ 5
(画像はイーベイの出品画像を無断転載)

本来ならこういう衣装を着てもらったら、その時代らしい髪
型に結い上げるべきではありますが、それは大変な上に、そ
うすると今度はそれに合った装飾品、バックの壁や調度、と
巨匠N.T先生ぐらいしか出来ない様な莫大な経費がキリ無くか
かってきます。
18.19世紀のヨーロッパでも、10年で流行がゼンゼン変わって
いますので、正確な再現などはもともとほとんど不可能と言
っていいことで、かなりお金をかけて作ったコステューム・
ムービーでも、時代考証的にはメタメタです。
もちろん19世紀によく描かれた歴史画も、考証はとてもいい
かげんです。

私が描こうとしているのは正確な時代考証の歴史画や時代の
再現では無く、衣装を着た時に醸し出される雰囲気やかっこ
よさ、ドラペリー(布の襞)の美しさや、現代の服ではあまり
使われない絹やビロードの質感への関心等ですので、私の絵
の設定は「19世紀の貴婦人」ではなく、「衣装を着たモデル
さん」という設定のため、絵のタイトルももっぱらモデルさ
んの名前にしています。

というわけで、「この衣装にこの髪型はおかしい」というよ
うなツッコミは受け付けておりません。

ついでに「西洋人に中国服を着せるのはどうなのか?」とい
うツッコミをいただいたことがありますが、19世紀末から
20世紀初めに清朝の宮廷服等が大量に欧米に渡り、上流階級
でそれをドレスの上に羽織ったりする事が流行って、絵画作
品にも沢山描かれていますので、それについては先例があり
ます。
パクストン1 3
パクストン2 3
ピクチャ 4
___________________________
制作過程


アルフォンス・ミュシャ
2009/12/09 23:04 |
ミュシャの画集は沢山出ていますが、この画集は展覧会
カタログながら大判で356ページと分厚い上に、作品数230
点+拡大図版多数、良質の印刷でほぼフルカラーと、とて
もお買い得。
私はミュシャはグラフィックの仕事よりも、油彩の大作
「スラブ叙事詩」が好きなのですが、それもこれまでの画
集には無い豊富な図版と部分拡大図で紹介しています。

円高で値段も下がり、ミュシャのお好きな方にはおすすめ
します。


ピクチャ 6

ピクチャ 5

MuchaAbolitionofSerfdom.jpg
___________________________
ブックレビュー




| TOP |