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横浜高島屋 個展
2013/04/30 23:42 |
ども。人気が高く欧米でも高い評価の古吉です。(出典:横浜高島屋美術部DM)

昨年は個展をお休みさせていただきましたため、2年ぶりとなります拙作展のご案内をさせていただきます。

5月8日(水)〜14日(火)
横浜高島屋7階 美術画廊
午前10時〜午後8時 (最終日は午後4時まで)
ですが、私は連日10時から5時台くらいまで会場におりますので、お気軽にお声がけ下さいませ。

今回は久しぶりにミニアチュールのみでの個展となります。(42点出品)

サイズは12×8.5㎝、12×8㎝、9.5×9.5㎝、13×7㎝の4通りです。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

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事務的な話題


オークション結果
2013/04/26 07:58 |
ヒロシです。
ご訪問者数のべ300000人突破誠に有難うございます!(号泣)

23日のクリスティーズ・サウスケンジントン(ロンドン)での拙作のオークション結果は、3250ポンド(493120円)でした。
http://www.christies.com/lotfinder/paintings/hiroshi-furuyoshi-julien-5670354-details.aspx?intobjectid=5670354
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昨年の「Morgan」に比べると、好む方がかなり少なそうだし、色数やモチーフのバリエーションが少なくてサイズも小さく、かなり苦戦するかと思っていたのでほっとしました。
ご入札いただきました方、誠に有難うございました。

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事務的な話題


青木敏郎先生油彩画展
2013/04/15 23:11 |
東京池袋 東武百貨店 「春の絵画市2013」 4月18日(木)ー23日(火) 8階催事場 におきまして、青木敏郎先生の油彩画特集コーナーが設けられ、4月20日(土)午後1時〜5時には、青木先生が来場されます。

皆様お誘い合わせのうえ御来場下さいませ。

http://www.tobu-dept.jp/ikebukuro/event/10f/event_tobu_spring_Pictures_2013.html

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事務的な話題


ブグロー模写やってみた 制作 6日目
2013/04/14 18:04 |
6日目(最終日)は顔と髪にちょっとだけ手を入れました。

⬇5日目のこれに

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⬇眉とまつ毛を少し手直しし、目にウルトラマリンのグレーズをかけ(画像で見るとプルシアンブルーぽいのですが、私の絵具箱にはこの色が無い)
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⬇白+黒+バーントアンバーで髪の毛のハイライト描き終了。
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反省点

・冒頭書いた様に顔がぜんぜん似てないけど、どこがそんなに違うのかが分からない...
と言うとゴーマンに聞こえますが、観察力が低いために、細かい所は分かっても、どこがこれほどまるっきり違わせているのかがよく分からないです。
形や色ももちろんですが、ブグロー先生の格調の高さに比べると薄っぺらいし安っぽい。やはり巨匠は違いますなあ。

・たとえば⬇この顎の明部はタッチがグイッと入っていますが、
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私にはとてもこんなに的確にタッチを入れられません。
⬇こんなかんじになってしまい、メリハリが無く単調になってしまいます。
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・今までの画像は蛍光灯下で撮影したもので、どちらかというと⬇この自然光で撮ったものの方が実際の色に近いのですが、原作の画像とはかなり色が違ってしまいました。
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元のこの⬇画像
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はちょっと黄色味が強すぎるんじゃないかと思ってここまで黄色っぽくしなかったのですが(他のブグローの画像ではここまで黄色っぽくないものもあるし)、国立西洋美術館にある少女の絵もちょっと黄色がかっているので、これは今度ブグローの絵を見る機会にもっとよく観察しなければと思いました。

・アングルは肌をムラなくスベスベに描くのに比べて、ブグローはいいかんじのムラを残していて、それがけっこう好きなのですが、今回の模写ではちょっとムラを残し過ぎました。
あまり筆で撫でてぼかし過ぎると下品でいやらしいかんじになりがちですが、そのへんブグローやアングルは加減が絶妙であることをあらためて感じました。 

・書きました様に髪とレースは即興的に描いてあって追いにくく、髪がモコモコにになってしまったのが非常に残念。

・私の模写は全体的に硬くて、ブグローの肌の柔らかさの上手さもさすが。
私の絵が人形の様な顔なのに対して、ブグロー先生の絵は表情が生き生きしていて豊か。

などなど反省は多いのですが、模写は今回やってみてとても面白かったし有意義でした。

10代から20代前半のころやっていた模写は、色がかけ離れているしディテールがぼんやりした写真からやっていたので分からなかった事が多かったし、その後自作の絵を数こなしてきたせいで当時よりは理解が深まった目で観察しながら模写すると、色々分かる事(たとえばプリマで全部一気に描き上げるつもりで描いているのではなく、けっこう後から部分的にコチョコチョ筆を加えていたりするのが分かったし、その方が作業的にも見た目にも良いとか)が沢山ありました。


また、昔の画家が豚毛の筆をよく使っている事は、昔の絵にも描いてあるし豚毛で描いたとしか思えないタッチがあるので分かってはいましたが、どうも豚毛は上手く使いこなせなくて、昔の豚の毛質が今とは少し違うんじゃないかと思ったりしていましたが、最近悟りを開いた様にこれが使える様になり(自在にとは言いませんが)、今回の模写も7割くらいは豚毛で描きました。

普段はもっと小さいサイズを描いているので、そういう場合はマングースとかセーブルとか中心になりますが、顔がこれくらいのサイズだと、むしろ豚毛筆じゃないと描きづらいと思えるぐらいになり、せっかく豚毛で描く事に目覚めたので(遅い)大きめの絵を少し描いてみたくなり、今後はミニチュアばかり描きたいと思っている気持ちがちょっとゆらいでいます。

とはいえその前にもっと模写をしておきたいのですが、今回の様な良い画像はやはりそんなには落ちてないので、画集がデジタル高画質で出されるのが普通になる時代に早くなってほしいものです。

ところで同業者さんから、私の「グリザイユ・カマイユに対する認識と、ご自身の下層描きで暗部にアンバーのっける工程とどう違うのかイマイチわかんないのですが、どう区別されてるんですか?」とのお言葉いただきましたので、も一度説明させていただきます。

ブグロー模写やってみた 前説 その2(http://paintingsfuruyoshi.blog56.fc2.com/blog-entry-325.html)に
「私の白+バーントアンバーの粗描きは、「褐色と白で丁寧に描いたモデリングに透明色をグレーズして仕上げるいわゆるカマイユ」ではなく、トレース線を油絵の具に置き換えて輪郭と影の位置を描く事と、色の深みを出す事と、絵具層の厚みを出す事が目的の、上に不透明に上層描きする事を前提にしたざっく りした下塗りで、白+バーントアンバーのこのような下層描きのやり方は、古典作品ではそんなに作例は多く無いと思います。「古典技法」ではなく、あくまでも「古典的な方法」であって、青木敏郎先生の方法の自分なりの変型です。(「洋画を学ぶ」P104〜「静物ー青木敏郎」参照)」
と、書きました。

現代においてグリザイユ技法とかカマイユ技法と呼称されているものが、よく古典技法の中心的技法であると誤認されているわけですが、その誤解している人たちが「カマイユ技法」と呼んでいる方法は、白と褐色だけでモデリングを行い、そこに固有色を透明にグレーズすることで仕上げるという方法で、モデリングと着色が別個に行われるものとなっています。(グリザイユ技法は主に白と黒にグレーズ)

いわゆる「カマイユ技法」が、モデリングは下層描きであるカマイユで行われて、その上のグレーズ層がカマイユの階調を透かせる事で成立するために、カマイユは丁寧に微妙な階調や細部を描いておくのに対して、私がざっくりとした褐色の下層描きにするのは、上に不透明ないし半透明に固有色を重ねるので、下層に微妙な階調や細部を丁寧に描いても意味が無いためで、いわゆる「カマイユ技法」とはまったく違う方法です。 

私がなぜ褐色下層描きをしているかという理由は、いきなり真っ白かフラットに着色した地に描くのは不可能な事ではないけれども、不透明に塗っても所々わずかに下層が透けてしまうので色や明暗に深みが出にくいし(かなり暗い地にすれば別ですが)、トレース線を上に露出しないようにするのも厄介ですし、一層描きだと絵具層が薄い所は貧弱に見えてしまうので、ざっと褐色と白で塗っています。(ミニチュアの場合は一層でも大丈夫なのでやっていませんが)
昔の画家達はフラットに着色した地か、しばしば真っ白な地に下層描き無しでいきなり描いている例が多いのですが、私とは違ってトレース線に頼らない確かなデッサン力(といっても子細に見るとデッサンのおかしい絵はいくらでもありますが)と、絵具の置き方の上手さでカバーしてるので、私の方法はあくまでも私に合わせて行っている方法としてご理解下さい。
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制作過程


ブグロー模写やってみた 制作 5日目
2013/04/08 18:46 |
あと一日分残ってると書きましたが、2日の間違いでした。
(最終日の作業は1時間程度でしたが)

⬇5日目に使った絵具はも左からカドミウムレッド、バーントアンバー、レッドオーカー、ピーチブラック、ライトレッド、イエローオーカー、シルバーホワイト。
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⬇4日目のこれに
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⬇目のハイライトを入れ、歯とまつ毛を描き、鼻のハイライトを強め、額を少し明るくしたりと、細かい所に筆を入れる。
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⬇バーントアンバーと白で髪の明部塗る。
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⬇空筆とボカシ筆でなじませる。
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⬇黒+白+バーントアンバーでさらに明るい部分描く。
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⬇バーントアンバー、白、黒で衣装の上描き。
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⬇レース描く。
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髪とレースは即興的に描いてあるので、この絵の中で最も追う事が難しく、いいかげんになってしまいました。

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5日目終了。

模写最終回 6日目につづく….
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制作過程


クリスティーズ出品のお知らせ
2013/04/06 13:12 |
「ブグロー模写」があと1日分残っていますが、別件でお知らせを。

クリスティーズのサウスケンジントン(ロンドン)の4月23日の「インテリア・セール」に、拙作「Julien」が出品されます。
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http://www.christies.com/salelanding/index.aspx?intSaleID=24169


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ロット番号431、サイズは13.3㎝ X 55.6cm、予想落札価格は2000-4000ポンド(昨日のレートで1ポンド約151円)。

ちなみに最近の円安で、去年9月のセールに出た「Morgan」は80万円だったのが、今のレートで計算すると94万円くらいになりました。

この額縁は自作で、ホームセンターで材木を買って組み立て、イタリアebayで買った石膏の柱装飾を貼付け、赤茶色で塗った後、本金箔を貼って、上下にアクリルで色を塗って、そこに金箔で装飾文様を入れました。

クリスティーズ・サウスケンジントンでのオークションは、諸事情によりクリスティーズ・ジャパンでは今後お取次ぎ出来ないとの事ですので、もしご入札ご希望の方がいらっしゃいましたら、上記クリスティーズのホームページから直接のご入札よろしくお願い申し上げます。
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事務的な話題


ブグロー模写やってみた 制作 4日目
2013/04/05 13:42 |
4日目は顔の上層描きをします。

⬇書き忘れましたが今回はパソコンのモニターを見ながら描いています。

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ご存知の様に、どんな良い画像でもプリントすると色もグラデーションも台無しですが、モニター画面を見て描くのは目に悪いと思って敬遠していました。
今回初めてやってみたら意外と目が疲れなかったので、模写の時くらいはこれでいいかも。


⬇今回使う絵具は左からピーチブラック(ホルベイン)、カドミウムレッド・ディープ(ルフラン)、ライトレッド(マツダ)、レッドオーカー(ルフラン)、バーントアンバー(春蔵)、イエローオーカー(ホルベイン)、シルバーホワイト(ホルベイン)。

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赤はこの時代だとヴァーミリオンかもしれませんが、鳥越一穂画伯から天然ヴァーミリオンの耐光テストをアップしているサイト教えてもらい、短期間でかなり褪色することが分かったのでカドミウムレッドにしました。

⬇前回から一週間乾かしたこの下層描きに、
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⬇白+黒+レッドオーカーのグレイを全体にベタ塗り。
(ブグローはこんな事はしていないと思いますが、これからのせる絵具をなじみやすくするために塗りました。)
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⬇空筆で余分な絵具を拭き取りながら均一にならす。
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⬇白+黒+レッドオーカーで影と、寒色のハーフトーン塗る。
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⬇白+ライトレッドで頬などの赤味を塗る。
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⬇白+黒+レッドオーカーにイエローオーカーを少し入れて明部。
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⬇白+黒で目を描き、
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⬇カドミウムレッド、白、黒で唇を描き、
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⬇白+カドミウムレッドを頬や顎や鼻に塗り、
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⬇所々描き込んだ後、空筆でぼかして整え、
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⬇さらに丁寧にぼかし、
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⬇首も同様に描いて
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⬇耳にライトレッド+白ベタ塗りし、(耳の写真どれもピンボケしててすみません)
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⬇白、黒、ライトレッド、カドミウムレッド、レッドオーカーで描き、
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⬇いったんぼかして
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⬇明暗をまた描き入れる。
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⬇顔の細部を丁寧に描いたりぼかしたりして
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⬇4日目終了。
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⬇終了時のパレット
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制作 5日目につづく...

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制作過程


ブグロー模写やってみた 制作 3日目
2013/04/04 08:25 |
2日目から1週間乾かしました。

このまま上層描きに入りたいところですが、2日目に描いた顔がところどころ微妙に形がずれているので、部分的にちょこちょこと修正。

頬から顎にかけての線、マブタの形、鼻橋基部(鼻の穴と穴の間)の位置、口の影などを微妙に直し、ぼんやりしているトーンを少し強めました。

⬇修正前(これは前回(2日目)の画像なので、下に写っている筆も前回使用したものです。今回修正に使ったのはセーブルの細い丸筆のみ)
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⬇修正後
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制作3日目 終了。

これをまた乾かして、次回は上層描きに入ります。
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制作過程


ブグロー模写やってみた 制作 2日目
2013/04/03 17:33 |
制作2日目は固有色でのエボーシュをします。


⬇使う絵具は左からライトレッド(マツダ)、バーントアンバー(春蔵絵具)、ピーチブラック(ホルベイン)、レッドオーカー(ルフラン)、イエローオーカー(ホルベイン)、シルバーホワイト(ホルベイン)
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⬇まずこのぞっとする様な下描きに
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⬇白+黒+レッドオーカーで作ったグレーのハーフトーンをベタ塗り。
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⬇同色で影を塗り、
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⬇ライトレッド+白で赤っぽい部分を塗り、
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⬇レッドオーカー+白+黒に少しイエローオーカー加えて明部塗り、
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⬇ライトレッドに少しだけ白や黒を入れて赤い部分を描き、
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⬇白+黒で目を塗り、
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⬇黒+バーントアンバーでバック塗り、
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⬇顔を少し細かく描いていったんファン筆を全体にかけ、
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⬇絵具の付いてないマングース筆でぼかし、
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⬇ナイロン角筆(世界堂Nシリーズ4号)でぼかし、
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⬇首も同じ手順で描いて、顔の細かい部分も少し描き足す。
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⬇バックにバーントアンバー+黒、下の方は少し白も加えて塗る。
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⬇髪の毛に黒+バーントアンバー+白塗る。
明部は乾かしてから描いてある様に見えるので、今日は細かく描かない。
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⬇白+黒にちょっとだけバーントアンバ入れたハーフトーンを服に塗る。
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⬇同色で描き進め、
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⬇一通り塗って鳥越一穂画伯にもらったオールドスタイルの豚毛筆(http://www.latelier-des-arts.net/60-pinceau-manet-a-l-anciennesoies-pures-ref-2116-rouen-)でぼかす。
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2日目終了。


「アカデミーと近代絵画」にエボーシュの工程として、「色はモザイクのようにバラバラに置いていって、最後に個々のタッチをの境目を混ぜ合わせる」という手順が書いてあるのですが、これも誰もがそうするわけではなく、いったんざっくり大まかなトーンを全体に塗ってから描くという方法も多いと思います。

⬇この習作(Advinent 18-19世紀)の場合は「いきなりモザイク」のやり方で、トーンとトーンの間にすき間があったりしますが、しかし地がグレイに塗られているので、それがハーフトーンの役目をはたしています。
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しかしたとえばこれ⬇(ブグローの未完成画がネットであまり見つからないので何度も引用します)
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地の上にバラバラに最終的なトーンが並んで置かれているという様には見えなくて、数通りのトーンをまず大まかに塗ってから、だんだん明暗や色の差を細かくモザイクの様に置いていってる様に見えます。

私の場合ハーフトーンをまず塗って、そこから色を置いていって、仕上げに近づくと個々のトーンの境目をぼかしていくという方法ですが、この方がハーフトーンを基準にして、それより明るい、それより暗い、それより赤い、それより青っぽいといった事を判断しやすいのに対して、いきなり個々の色をバラバラに入れていくのは色や明暗のバランスを見極めるのが難しく、すき間を埋めていくのもひどく時間がかかるので、私は後者の方法はとりません。

最初に置いたハーフトーンは上に置く色を少し鈍らせたりもしますが、全体の色調に統一感を与える効果もありますし、あまりに鮮やかなトーンになってしまうよりも、ちょっと鈍らせた方が私はやりやすいし、鈍り過ぎた色は描いている途中で鮮やかな色を重ねたり、乾いた後からスカンブルやグレーズで調整すれば良いと思います。

褐色に塗った下層の上に、モザイクにトーンを置いていくと、その明暗や色のトーンが的確なのかどうか、描き進まないと分かりにくいので私には難しいです。
伝統的に使われてきたパレットが褐色なのは、画面とパレットが同じ色だと色が判別しやすいためにこの色になっているようですが、長年白い紙パレットを使い慣れた私には、褐色のパレットだと色がぜんぜん分からないし、褐色地も色が分かりにくいので、まずはいったんグレイのハーフトーンをおきます。
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制作過程


ブグロー模写やってみた 制作 1日目
2013/04/02 13:34 |
長々とした前置きが終わって描画に入ります。

⬇まずキャンバスに下絵転写。

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⬇バーントアンバーを薄く溶いて画面全体に塗る。

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バーントアンバーは今までホルベインさんのものをずっと使っていましたが、春蔵絵具さん(http://haruzo-enogu.com/)のバーントアンバーの方が白を混ぜた時に色が良い(個人の感想です)気がするので、こっちにしました。
ホルベインさんの方がやや冷たい色調なのに対して、春蔵さんの方は暖かい色調です。

⬇ 左 ホルベイン  右 春蔵絵具
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どっちの色調を選ぶかは個人個人の好みの問題で、古典絵画で使われているのはどっちが近いのかとなると、顔料はいつもどこでも全く同じ色調の物が採れるわけではないので、どっちもあるんじゃないかと思います。
カマイユで描きたい方には春蔵絵具の方を勧めています。

繰り返しですが、私は「昔の絵は主にグリザイユ/カマイユで描かれている」という誤解を否定しているだけで、現代の作家さんがグリザイユ/カマイユで描く事を非難しているのではありません。

モデリングと彩色を同時にするのが苦手な方には有効な手段ですし、現代の写真の様な細かな写実や、ダビンチの様な繊細なグラデーションで描きたいといった目的には向いている方法ではないかと思います。


⬇輪郭と影の位置をバーントアンバーのみで描きいれ、髪の毛だけは全体を暗く塗って明るい所は白を使う。

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⬆ブグローはこんな下描きはしていないと思います。


もちろん昔の画家はこんなに細かく下描きしてませんが、私はこれくらい細かく目印の位置を描き込んでおかないとひどい事になってしまうので...

1日目終了。

これを2週間乾かしました。

「2日目」につづく…..

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制作過程




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