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ギャラリーアートもりもとさんの休廊日
2013/07/20 23:06 |
ギャラリーアートもりもとさんでの個展について書き忘れておりましたが、
7月21日(日曜日)はお休みです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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事務的な話題


古吉弘展@ギャラリーアートもりもとさん
2013/07/14 13:37 |
暑中お見舞い申し上げます。

あらためてギャラリーアートもりもとさんでの、7月20日からの個展のご案内です。

http://www.artmorimoto.com/
furuyosi_3.jpg

今回は旧作も含めた個展ですが、ブログにも出しましたブグローの模写2点と、京都芸術短期大学に通っていた19歳の時(1979年)に描いた油とデッサンの模写2点も展示いただきます。(非売品)


油絵は高校生の頃から始めましたが、そのころは将来画家になれるとは思っていなかったし、学校の勉強も大嫌いだったので、卒業したら家業の骨董屋の手伝いをしながら趣味で続けるつもりでしたが、「短大くらいは行ってみんさい」という両親のすすめで、担任の先生がここなら入れる」と選んでくれた、出来たばかりの京都芸術短期大学(現・京都造形大学)に推薦入学しました。

当時色んな本や美術雑誌を見て、「自称古典絵画」の作家は少しばかりいても、どれも古典絵画とは似て非なるものばかりで、本当に描ける人は日本にはいないと思っていましたが、案の定、芸短にも古典絵画はおろか、写実の基礎も教えてくれる先生もいませんでした。

美校に通うという事自体は刺激があって良かったものの、古典絵画については独学するしかなかったのですが、2年目の7月に、学校の壁に「大徳寺古典絵画研究所」という絵画塾の手書きの生徒募集の紙が貼ってありました。
どうせまた自称古典絵画だろうと思って冷やかし半分で見に行くと、それがヨーロッパ留学から帰られたばかりの31歳の青木敏郎先生で、自画像や模写を見せていただき、即入門(入会金5000円・月謝5000円)。
夏休み明けの9月から、翌年3月までの7ヶ月、毎週日曜日に北白川から大徳寺前の先生のお宅まで通って勉強させていただきました。

今思えば短大終了後も京都に残って青木先生の塾に通えば、もう少し上手くなったと思うのですが、まさか将来絵だけで食べれる様になるとは思ってなかったので、返す返す残念です。(その後も先生はお会いすれば何でも教えて下さいましたが)

⬇今回出品の1つ、ジャン=バティスト・グルーズの「フランソワ・バビュティの肖像」の模写(実物は59.8x48.2cmですが、0号パネルに描きました)は、先生の塾に通う以前に描いたものですが、70年代の事ですので、今よりも質の低い印刷を元にしていますし、ニスを洗っていない状態の図版から描いたのか、かなり黄色っぽく描いています。

gpg.png

⬇グルーズの原画
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アングル作「デジレ-ロウル・ロシェット」のデッサンの模写は、先生の塾で描いたもので、トレース無しで描いたのでけっこう上手く描けたと思った記憶があるのですが、今見直すと顔がぜんぜん似てない…

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⬇アングルの原画

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まあそれも一興ということで展示させていただきますので、銀座におついでがありましたらお立ち寄り下さい。
私は初日7月20日(土)の11時から6時頃までおりますので、お気軽にお声掛け下さいませ。
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事務的な話題


ブグロー模写 またやってみた
2013/07/04 14:06 |
ギャラリーアートもりもとさんhttp://www.artmorimoto.com/での7月20日からの展覧会用に、もう1枚ブグローの模写やってみました。
前回のは非売で、今回のは販売もさせていただきます。

模写をするには良い画像が必要なのですが、さいわいサザビーズのオークション・リザルトに大きさや図柄がちょうどいいブグローの少女像がありました。
実物は12号くらいですが、10号に描きました。
http://www.sothebys.com/en/auctions/ecatalogue/2011/19th-century-european-art-n08783/lots.list.0.html

⬇William Bouguereau作「JEANNE」
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⬇古吉弘模写「ジャンヌ」
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今回も似てない…
ま、そんな簡単にブグローそっくりに描けたら、ブグローみたいに豪邸に住んでますって。あははははははは(開き直り)

ブグローは若い頃は新古典主義らしいなめらかな筆致で、その後徐々にタッチやムラを残す描き方に変わっていきますが、1888年のこの作品もけっこう筆致が生かされています。前回の「ガブリエル・コット」は1890年の作で、肖像画のせいかかなり丁寧に描かれていますが。今回の「ジャンヌ」はそれよりは少しラフタッチになっています。
私は1870〜1890年頃の作品が一番好きで、それ以前の作品は硬いかんじがし、それ以後は腕の衰えか目の衰えか、やや粗過ぎる作品もあります。

この絵は前回模写した「ガブリエル・コット」よりもスカンブルのあとが分かりやすく、乾かした画面に不透明に溶き油の少ない絵具がこすりつけられている様子が見てとれ、よくいわれる「溶き油でうすく溶いた絵の具を透明に何層も重ねて描く」という方法とは大きく違う方法で描かれている事が分かると思います。
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一方、白い服の色の寒色調と暖色調の描き分けについて、こういう場合たいていは不透明で行われるものですが、この絵の場合はどうもそうではないようで、暖色調の部分は黄色系の絵具がグレーズしてあるように見えます。

125353224.png
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⬇分かりにくいのでコントラスト強めた画像です。

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白絵具の厚い部分に油が浮き出して黄色化しているのかも、という目で見直してみましたが、絵具が厚くても黄色調でない場所もあります。
グレーズと思う根拠は、タッチと色がぴったりと一致していない部分がある事と、凸凹の絵具の凹部分に黄色い絵具が溜まっているのが見て取れるためです。ニスの洗い残しとすると逆にタッチとほぼ一致してるのがおかしいので、これはありえないと思います。
神様のブグローを私なんぞが批判するつもりは毛頭ないんですが、この黄色のグレーズは的確に入っているかと考えると、私にはパッと見たときニスの洗い落しムラに見えて、
「さすがきれいに入っている!」とはあんまり思えず、私が真似するともっとキレイじゃないムラになってしまいそうなので、ここに黄色のグレーズを置くのはやめておきました。

では工程をざっくりと...

1日目
グレイに塗ったキャンバスに下絵転写。バーントアンバーで輪郭と明暗を描く。

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⬇前回も描きましたが、ブグローは全体をこのように塗ってはいないと思います。
また、私はバーントアンバーをよく使ってますが、昔のパレットの例が出てくる場合、アンバーの方が圧倒的に多い様に思います。
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2日目
固有色のエボーシュ。
バックは乾かないうちに描いた方が良さそうなので一気に描きました。

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3日目
ずれた形の修正。

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4日目
顔と髪の毛の上層描き。

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5日目
手と左袖、襟の上層描き。
胴着は濃い下塗りが適当な様なので、ざっくり下塗りし直し。
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6日目
右袖、胴着とスカート描いて終了。
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制作過程




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