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Out of the Ordinary 2015 ②
2015/07/31 13:54 |
容量の問題なのかうまくつなげられなくてすみません。

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制作過程


Out of the Ordinary 2015 ①
2015/07/29 14:10 |
暑中お見舞い申し上げます。

毎年恒例となりましたロンドンのクリスティーズ・サウスケンジントンのオークション「Out of the Ordinary 」は今年は9月10日ですが、ウェブカタログがアップされましたのでご高覧下さいませ。
今回はまたロットナンバー1番です。

http://www.christies.com/salelanding/index.aspx?intSaleID=25396&cid=EM_EML5410100386003ecat_0


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タイトル「Maya」

板に貼った麻布に油彩

画寸(枠除く)
タテ 33.3cm(偶然ぴったり4号サイズになりました)
ヨコ  右6.2cm 中15.0cm 左6.2cm


額寸
タテ 52cm
ヨコ 閉じたサイズ 22.2cm
   開いたサイズ 36.2cm
厚さ 9.0cm


額はこちらのメトロポリタン美術館所蔵の15世紀の祭壇を元に木で自作しました。
http://www.metmuseum.org/collection/the-collection-online/search/469931?rpp=90&pg=6&rndkey=20140926&ft=*&when=A.D.+1400-1600&what=Sculpture&pos=507
⬇オリジナル品
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⬇自作品
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今回は今までとは違ってカラフルに描いてみました。
2012年正月のブログhttp://paintingsfuruyoshi.blog56.fc2.com/blog-entry-274.htmlに、きゃりーぱみゅぱみゅのPVに先にやられてしまったと書きました、ポップなカラーの物を
大量に描くという絵ですが、2013年の9月から1年がかりでモチーフを買い集め、2014年10月から今年6月はじめまでかかって制作しました。
今回は祭壇型の外装も全部自分で作ったので、その制作過程も順次画像とともに説明していきたいと思います。

モデルのマヤさんは以前描きましたこちら⬇と同じ方で、すぐにイギリスに帰られたので残念に思っていましたが、昨年お母さんから、日本に遊びに来るのでなんだったら写真撮りますかとのメールがあり、モデルをお願い出来ました。

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前回はおいくつだったか定かでないのですが、今回撮影時は14歳。
ますます美しくなられていて僥倖〜!!(織田信成)
衣装は着てこられた自前の服をそのまま撮影させていただきました。
バックがカラフルなのでグレイと白というのは組み合わせとして良かったと思います。

モチーフはディ◯ニー等の著作権に厳しそうなモノは避けたので集めるのが意外にけっこう大変で、アメリカやフランスの50-70年代のオモチャやヌイグルミ、戦後日本が輸出用に作ったクリスマスオーナメント、フランスや原宿の「キャンディ・ア・ゴー・ゴー」で買ったお菓子、100均にあるカラフルなオモチャや造花、イタリアのフェルト人形、昔の日本製のいわゆる「フランス人形」などなど...
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今まで使った事の無い色の絵具も沢山買って使いこなすのも大変でした。

つづく....

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制作過程


また写真使用について
2015/07/26 23:15 |
先日ギャラリーアートもりもとさんhttp://www.artmorimoto.com/を通して、画家で筑波大学大学院生の星野有紀さんhttp://yukihoshino.jimdo.com/から、「写実表現を主軸とした絵画を制作されている現代作家の方々の、写真や、カメラ、プロジェクタ、モニターといった機器の使用方法を調査し、学内誌へ投稿する論文」のための取材のお申し出がありました。
どの程度お役に立つかは分かりませんが、私としても興味ある研究なので、お会いしてとりとめもなく喋らせていだきました。お若いのにしっかりした方で、論文の完成が楽しみですが、私のスタンスはブログや雑誌でしつこく何回も書いた( http://paintingsfuruyoshi.blog56.fc2.com/blog-entry-199.htmlhttp://paintingsfuruyoshi.blog56.fc2.com/blog-entry-313.htmlhttp://paintingsfuruyoshi.blog56.fc2.com/blog-entry-273.html)様に写真使用肯定です。

実物のモチーフを目の前に置いて観察しながら描く「対看写生」(「写生」というと現代では主に「スケッチ」を指す言葉ですが、本稿では本画制作も含めます)にこだわることを、最近は「現場主義」と呼ばれる事が多い様ですが、これになぞらえれは私は「現物主義」で、写真を使って描いてあるけれども良い絵と、直接に対象を前に描く事にこだわっているけども出来上がった絵が作品としてアレなかんじの絵を並べられたら、当然出来の良い方を選びます。

写真をそっくりそのまま写し取っただけの様な絵はともかく、描く際に写真を使っているかいないかということ自体は絵を見るときの価値基準にはしないし、対看で制作した絵は良い絵で、しない絵はダメな絵などという決めつけはバカげていると思っています。
もし対象を直接見ながら描かない絵は良くない絵だとするなら、イタリアにいるモデルをフランスで描いたダ・ヴィンチのモナ・リザはどうなのよと。

対看ではなくてもデッサンを元に描いた絵ならOKで、写真を元に描いた絵はダメだというのなら、それについて感覚的だったり感情的だったりの個人的な主観や好みに基づく理屈ではなく、客観的・論理的・科学的な納得出来る理屈を教えてほしいものです。

「写真使用は悪」と言いたがる人は、昔の画家はみんなモチーフを目の前にして描いていたと思い込んでいる人が多い様ですが、私の尊敬する昔の画家達は、芸術家ぶってあれこれタブーに自縛されている現代の画家よりも柔軟さを持っているので、モチーフを直接見ながらも描くし、見なくても描く、直接見ないで描く絵は絵じゃないとかいう事はないので、私も写真を使う事を隠したりはしません。

写真を見ながら描くのは写真を模写するのにすぎないではないかという意見がよく聞かれますが、たしかに現代の写実画の中には、そう思わなくもない絵はあります。
現代の写実系の画家の中には、モチーフを画面上にそっくり再現することが最重要になっている傾向の方がいて、そのため逆に写真の使用を禁忌としている(使用してない体で実は使用している方は多い)ように思えるのですが、昔の画家は、美意識に従ってモチーフの形を変えたり、色を変えたり、彩度を上げたり下げたり、陰影もいちいち全部写し取るのではなくて、美しく無い影は省いたりと、モチーフをそのまんまそっくり写し取る事を原則や目標にしているのではないので、目の前にモデルがいなければ描かない・描けないということはありません。

写真を使わないと制作に色々な制約や支障が出てくるわけで、たとえば描きたいモデルがいても通う事が出来ない方が多いので、結局通えるモデルさんで妥協せざるをえないとか、来てくれたとしても制作の日程や段取りがモデルの都合に左右されて思う様に制作出来なくなります。
休憩のたびに衣服のヒダの形が変わるし、制作期間中にモデルが髪形を変えたり日焼けすると、結局は直接見ないで描いてるのと同じ事になってしまったりするわけで、それでもなお写真使用を頑に拒む理由がよく分かりません。

対看制作を主義としてこだわる方がいますが、主義へのこだわりは、一見かっこ良くて知的に見えたりしますし、私も若い頃はそういう人は私とは違う本物の芸術家というイメージに見ていたのですが、歳をとってそういう人達を見直すと、考えが偏狭なだけでムダに自縛している人が圧倒的に多く、少しもうらやましくなくなりました。絵描きには柔軟な発想こそが望ましいと思います。

以上は写真を使って絵を描く事を悪い事として一概に批判・否定する人達を批判していますが、対看による制作の方が自分に合っている方を非難しているわけではありませんので悪しからず...
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制作過程


ヘレン・シャルフベック
2015/07/03 11:34 |
東京芸術大学大学美術館(ヘンな名前)で開催中のヘレン・シャルフベック展を見てきました。
http://helene-fin.exhn.jp/
「快復期」という作品を20年以上前にクリスティーズかサザビーズの19世紀絵画のカタログで見て、すごく好きだったのと、ほとんど名前を聞かない画家の絵なのに、ものすごい予想価格が付いてたので印象に残ってましたが、実物が見れる日がくるとは思ってませんでした。
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Helene Schjerfbeck をなんと読むのかも今回初めて分かったくらいシャルフベックについて知りませんでしたが、フィンランドの国民的画家とのこと。
今回の展覧会には来てませんが、オークションカタログにはこの絵をこんなかんじで

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だんだん簡略化していく作品が掲載されていたので、「フィンランドのピカソみたいな人」と想像してましたが、当たらずとも遠からずだった様で色んな近代画家の影響を受けてこんなかんじや
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  こんなかんじ
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に変わっていってます。
個人的には「快復期」のかんじで一生描いてほしかった….。(実際この人の一番人気のある絵は「快復期」らしい)

他の写実的な作品の多くはわりと平凡で、とりたてて好きな絵が無かったのと、印刷があまり良く無くてカタログは買いませんでしたが、テル・ボルフの模写はきっちり細かく模写しているわけではないけれども、ホンモノらしい色で上手く描いてました。
日本では無名なので展覧会はガラガラかと思っていましたが、平日なのになぜか中高年中心にけっこう人が入っていて、近寄ってゆっくりしげしげと見れなかったのが残念でした。


久々都内に出たついでに書店に寄って、塩谷亮先生も執筆の新刊「油絵 明暗と技法 知っておきたい画材と手順」を購入。



私がしよっちゅうグリザイユについて書いているのでアンチ・グリザイユと思われているかもしれませんが、私が言いたいのは「古典絵画はすべてグリザイユで描かれているわけではございません」ということで、現代の画家がグリザイユで描く事自体を否定しているわけではありません。
この本に書かれている塩谷先生の方法で描かれた花も緻密かつ美しいので、手に取ってご覧になることをおすすめします。

塩谷先生のブログ
http://ryoshio.exblog.jp/24633250/

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ブックレビュー




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