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絵画の保存
2011/05/27 13:57 |
最近、下地は何がベターなのか考えたり、美術の窓の技術講座をうけたまわったりして、あらためて油絵の材料や工程について今までの選択が正しいのかどうか考え直しているのですが、既存の技法書(和書や訳本)はどれも明らかな誤謬や、理論的におかしくて納得のいかない事が多く書かれていているので、むしろ修復家の書いたものの方がましかと思って購入。(「まし」というのは、修復家さんのほうが科学的根拠を元に言っている事が多いとはいえ、やはりあり得ない様な事を書いている修復家さんも多いので)




本書はロンドン・ナショナルギャラリー出版のポケットガイドの訳本で、79ページしか無いパンフレットの様な本ですが、古画の変色は裏打ち(キャンバスの裏に補強の麻布を貼ること)が大きく影響している事や、早過ぎる仕上げニスの塗布は絵具と同化して古化したニスが洗浄出来なくなる等、興味深い事が書かれていました。

なにぶん薄い本だし、画家のために書いているわけでもないので、個々についてもっと詳しく書いてないのが非常に残念ではありますが、読みやすくて図版も多く、読んで損は無いと思います。

アートマスターズスクールで講師始めます。
http://paintingsfuruyoshi.blog56.fc2.com/blog-entry-257.html
よろしくお願い申し上げます!
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