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白隠展
2013/02/05 18:54 |
美術史家で美術評論家の山下裕二先生の著作を最初に拝読したのは、「別冊太陽 水墨画発見」ですが、全部がとは言わないものの、それまでの美術評論といえば、難解で堅苦しくて観念的で陳腐で言葉遊びや詭弁ばかり弄していて、ゼンゼン読みたいと思わないものがほとんどですが、山下先生の文章は深い見識にもとずきながら、平易な言葉で分かりやすく、とても面白く読む事が出来ました。


その後渡部満先生の個展会場で、渡部先生から山下先生にご紹介いただくという僥倖にめぐまれ、陪食させていただいたり、拙作をお買い上げいただいたりしましたが、広島の私の実家の骨董屋に、山下先生が高校生の頃切手を買いに通っていただいていた事や、近所のご出身で兄の親友のコラムニストの神足裕司さんが、山下先生の親友である事など、意外なご縁がある事が分かりました。(自慢です)

その山下先生が監修された、「白隠展」http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/12_hakuin.htmlを渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで拝見しました。
白隠は、その大コレクションをお持ちの田中温古堂さんhttp://www.omote-sando.com/S47918.htmlと父が懇意にさせていただいていたので、高校生の頃から名前と絵のかんじは知ってはいましたが、凡庸な高校生にはそのすごさなどはまったく分からず、ずっと興味も無かったのですが、西洋絵画にずっとドップリつかっていると、逆にあらためて見た時にその異常なヘンさが分かって、18世紀にこれほど自由に描いているのはちょっとびっくり。
絵に下書きというかアタリの線が沢山そのまま残されていて、普通ならありえないのに、逆に絵に動きやリズムを与えていていいかんじです。
一見下手そうに見えますが、水瓶などを見るとデッサン力は完璧。
自分はもう少しラフに描きたいと思いながら、ついつい輪郭線からはみでないように恐る恐る塗っているので、この放胆さはうらやましい。
戒めとして絵葉書をトイレに飾って見習いたいと思います。
展覧会ではいつもキャプションはほとんど読まないのですが、今回は読めば一層楽しめて、見終わるのに時間がかかりました。
2月24日まで。

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日々雑感




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