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ブグロー模写やってみた 制作 2日目
2013/04/03 17:33 |
制作2日目は固有色でのエボーシュをします。


⬇使う絵具は左からライトレッド(マツダ)、バーントアンバー(春蔵絵具)、ピーチブラック(ホルベイン)、レッドオーカー(ルフラン)、イエローオーカー(ホルベイン)、シルバーホワイト(ホルベイン)
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⬇まずこのぞっとする様な下描きに
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⬇白+黒+レッドオーカーで作ったグレーのハーフトーンをベタ塗り。
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⬇同色で影を塗り、
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⬇ライトレッド+白で赤っぽい部分を塗り、
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⬇レッドオーカー+白+黒に少しイエローオーカー加えて明部塗り、
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⬇ライトレッドに少しだけ白や黒を入れて赤い部分を描き、
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⬇白+黒で目を塗り、
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⬇黒+バーントアンバーでバック塗り、
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⬇顔を少し細かく描いていったんファン筆を全体にかけ、
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⬇絵具の付いてないマングース筆でぼかし、
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⬇ナイロン角筆(世界堂Nシリーズ4号)でぼかし、
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⬇首も同じ手順で描いて、顔の細かい部分も少し描き足す。
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⬇バックにバーントアンバー+黒、下の方は少し白も加えて塗る。
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⬇髪の毛に黒+バーントアンバー+白塗る。
明部は乾かしてから描いてある様に見えるので、今日は細かく描かない。
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⬇白+黒にちょっとだけバーントアンバ入れたハーフトーンを服に塗る。
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⬇同色で描き進め、
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⬇一通り塗って鳥越一穂画伯にもらったオールドスタイルの豚毛筆(http://www.latelier-des-arts.net/60-pinceau-manet-a-l-anciennesoies-pures-ref-2116-rouen-)でぼかす。
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2日目終了。


「アカデミーと近代絵画」にエボーシュの工程として、「色はモザイクのようにバラバラに置いていって、最後に個々のタッチをの境目を混ぜ合わせる」という手順が書いてあるのですが、これも誰もがそうするわけではなく、いったんざっくり大まかなトーンを全体に塗ってから描くという方法も多いと思います。

⬇この習作(Advinent 18-19世紀)の場合は「いきなりモザイク」のやり方で、トーンとトーンの間にすき間があったりしますが、しかし地がグレイに塗られているので、それがハーフトーンの役目をはたしています。
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しかしたとえばこれ⬇(ブグローの未完成画がネットであまり見つからないので何度も引用します)
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地の上にバラバラに最終的なトーンが並んで置かれているという様には見えなくて、数通りのトーンをまず大まかに塗ってから、だんだん明暗や色の差を細かくモザイクの様に置いていってる様に見えます。

私の場合ハーフトーンをまず塗って、そこから色を置いていって、仕上げに近づくと個々のトーンの境目をぼかしていくという方法ですが、この方がハーフトーンを基準にして、それより明るい、それより暗い、それより赤い、それより青っぽいといった事を判断しやすいのに対して、いきなり個々の色をバラバラに入れていくのは色や明暗のバランスを見極めるのが難しく、すき間を埋めていくのもひどく時間がかかるので、私は後者の方法はとりません。

最初に置いたハーフトーンは上に置く色を少し鈍らせたりもしますが、全体の色調に統一感を与える効果もありますし、あまりに鮮やかなトーンになってしまうよりも、ちょっと鈍らせた方が私はやりやすいし、鈍り過ぎた色は描いている途中で鮮やかな色を重ねたり、乾いた後からスカンブルやグレーズで調整すれば良いと思います。

褐色に塗った下層の上に、モザイクにトーンを置いていくと、その明暗や色のトーンが的確なのかどうか、描き進まないと分かりにくいので私には難しいです。
伝統的に使われてきたパレットが褐色なのは、画面とパレットが同じ色だと色が判別しやすいためにこの色になっているようですが、長年白い紙パレットを使い慣れた私には、褐色のパレットだと色がぜんぜん分からないし、褐色地も色が分かりにくいので、まずはいったんグレイのハーフトーンをおきます。
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制作過程




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