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超絶技巧 美術館
2014/01/19 14:20 |
漆芸工房「雲龍庵」主宰の北村辰夫先生から、「超絶技巧 美術館」(山下裕二先生監修 美術出版社)をいただきました。(昨年の話なんですが最近色々雑事に追われてて..)


北村先生はNHKの「情報LIVE ただイマ」や「日曜美術館」でもご覧になった方も多いと思いますが、漆工芸の古典的な技術を駆使して超絶精緻な作品をお作りになり、海外の富豪が競って蒐集しているすごい方なんですが、10年以上前横浜高島屋さんでお会いして以来のおつきあいで、お互いの作品を交換させていただいたこともある仲です。

⬇いただいた獏(ばく)蒔絵箱形根付
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漆工芸は20世紀に、伝統芸全般の例にもれずヘタに時勢に合わせようとして、クソつまらんシンプル路線に走ったため、多くの古典技法の伝承が途絶えてしまったのですが、北村先生は沢山の古い作品を研究して、忘れられた技術を復活させ、超絶技巧とシャレのきいたデザインの作品を作っておられます。

一昔前までは美術においては技巧=悪という考え方が常識であるかの様にまかり通っていたものですが(今でも頭の固い人たちはそう信じてますが)、最近は現代美術でも技巧を前面に押し出した作品が多々見られる様になったし、そういう作品が人気を博しているのは喜ばしい事で、そりゃやっぱりキャプションはご立派でも本体はつまんねー作品ばっか見せられても飽きるよねっつー話ですわ。

「超絶技巧 美術館」に出ている作品は、好みで言うとそんなに好きじゃないものも多々あるんですが、作品を作る技術というものは、異業種でも見ていて面白いもので、テレビでも職人さんが物を作っている所を放送すると、自分に関係無くても見入ってしまい、時々自分の仕事に使えるアイデアが拾えたりもしますが、こういうのを見ているとモノ作りのモチベーションが高まります。

超絶技巧といえば先日イギリスのイーベイで見つけたミニアチュア肖像⬇は、13000円と格安だったので、もしかしたら写真に色を塗ったものじゃないかと思いましたが、ちゃんと水彩で描いたものでした。頭の大きさはたったの1.7㎝。

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サインは無く、多分沢山いた無名のミニアチュア画家の一人でしょうが、私のミニアチュアは細かいとよくほめていただくのですが、こういうのに比べると足元にも及びません。

「日本人は器用だ」とよく言われますが、西洋人が本気出すとものすごく、たとえば18世紀に作られたこの⬇ショワズール公爵の嗅ぎ煙草入れは、7.9x6.0x3.6cmの大きさで、日本美術でここまで細かいモノはそんなにはないと思います。
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