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「天才画家の肖像 レンブラント」  つづき
2014/04/12 16:51 |
昨日は取り急ぎ番組のお知らせだけしましたが、この番組で特に面白かったのは、「ユダヤの花嫁」とよばれていた絵(現在は「イサクとリベカ」)⬇

rihrtihrghi.png
(http://www.google.com/culturalinstitute/asset-viewer/isaac-and-rebecca-known-as-the-jewish-bride/hAERFV8rdOOssw?projectId=art-project)の、特に絵具が盛り上がっている男の袖の部分から絵具のサンプルをとって解析したところ、卵が検出されたとのこと。
khkrhrh.png



レンブラントの絵具に卵が混じっているという話は断片的に聞いた事はあるのですが、ほぼはっきりと確認されているということを知りました。

レンブラントのインパスト(絵具の厚塗り)は独特で非常に美しいものですが、絵具を手練りしたことがある方なら知っている様に、油だけで練ると現在市販されている絵具の様なサクサクしたかんじではなく、ドロっとしたかんじで厚塗りするとタッチは円く平たくなってしまうので、この当時どうやって絵具を調整していたのか明解に書かれた物を私は知らない(積極的に調べた事もないですが)ため、大いに興味がありました。

おととし放映の日曜美術館で柴田是真という幕末から明治にかけて活躍した漆工芸の巨匠についての番組を見た時、漆というものはそのままだとドロッとしていて、塗ると凸凹やタッチは消えてペタッと平たくなってしまうので、塗ったままの盛り上がりを保つためには卵を(この場合は卵白のみでした)を漆に混ぜていたということを、実演を交えて言ってたのですが、そうすると昔の西洋画家も日本人も、卵を入れればインパストが出来るということを知っていたわけで、そこがとても面白かったところです。

⬇この波の部分は櫛状のヘラで作ってあり、漆に卵を混ぜていないとスジは残りません。
uwojgrgjj.png



手練りの絵具は厚塗りすると油が表面に浮き出して来て黄色い膜を作ってしまうのですが、古典画家はこれをどうしていたのか私は知らなくて、卵を入れるとそれもおさえられるんでしょうかねえ?
自分は今後小さな絵ばかり描いていくつもりなので実験するつもりは無いのですが、誰かやってみる人がいたら結果を教えて下さい。


また、こういったドカッと絵具が盛り上がった所というのは、色を混ぜて盛り上げるのか、鉛白をたっぷり使って下層で盛り上げておくのか、ずっと以前から疑問で、色でこんなに盛り上げると非常にお金がかかるし、白を大量に混ぜると色は鈍るし、絵具によっては大盛りにするとシワがよったりするのでどっちなんだろうと思っていましたが、この絵の場合袖のインパストはまず鉛白のみでやって、乾かしてから色を付けていることが分かったそうで、やっぱそうだよね〜と思いました。(といってもこのような広い面を塗る場合はそうでしょうが、顔の中のインパストとかは色+白でやるのが普通だと思います)


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制作過程




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