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藤原久太郎先生著「銅版画技法 /準備と印刷」
2014/06/12 17:21 |
毎度拙文お読みいただき有難うございます。

昨年クリスティーズで拙作の油絵5号が現在のポンド換算で900万円で売れて、うっかり日本の巨匠クラスの値段になってしまったわけですが、これからも国内で去年までみたいに号4万5千円で出すっていうのは、釣り合いがとれなくてムリってことで、今後油絵の国内での販売は一切やめて、ロンドンのオークションに年1-2枚出すだけということにさせていただきました。

とはいえ長年お世話になってきた三越さんと高島屋さんの個展をあっさりやめるってのも申し訳ないということで、版画の展覧会を提案しておりましたところ、横浜高島屋さんでは来年5月6日から、日本橋三越さんでは来年9月(いずれも変更の場合あり)の予定で版画展をさせていただくことになりました。

エッチングの様に銅板を腐食液で腐食してインクをつめる線を刻むのではなく、「ドライポイント」という、銅版に直接線を彫って製版する方法で、銅板のめくれが独特のニジミを出すのですが、印刷を繰り返すとそのめくれが失われてしまうため、エッチングよりエディション数が少なくなります。

私はごく小さな版画が好きなのですが、それだと展覧会で見栄えがしないかと思って、画像左側の18㎝×12㎝の版にしてみたのですが、どうもおさまりが悪く、かといってこれ以上頭部を大きく描くのは好きじゃないので、やっぱり画像右側の12㎝×9㎝の版に彫る事にしました。(左端は彫るためのペンシル型ケガキ針)
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銅版画はずいぶん前にちょっとやってみたことがある程度なので、本を読んで1から勉強しなおしですが、いざ銅版画技法書をさがしてみると意外と少なく、すでに持っているものや、かなり以前の著作で内容もややざっくりしたものがあったりで困っていたところ、長年知己をいただいております京都の版画家の藤原久太郎さんが、ダウンロード販売の技法書「銅版画技法 /準備と印刷」648円http://www.dlmarket.jp/products/detail/257761「BURIN 研ぎと扱い方」324円http://www.dlmarket.jp/products/detail/237495を出しておられました。
写真豊富で初心者にも分かりやすい文章ながら細かい所やコツまで、知りたい事が丁寧に書いてあって、私が知る限りでは最高の銅版画技法書だと思います。
たとえば印刷前に紙を湿らせなければいけないのですが、具体的にどうやってどの程度湿らせればいいのか初心者にはよくわからないのに、多くの本はサックリ書いてあるだけですが、藤原さんの本は誰でも分かる様に丁寧かつ詳細に説明してあって助かります。
全体的にそのような解説がされているので、これから銅版画を始める方にも、すでに多くの経験がある方にも絶対におすすめ。
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